『先生との出会い』

私はすぐに電話をして次男と同じ先生の心理の予約をした。 実は私もスピリチュアルの治療を受けてみたいと思っていたからだ。理由は数年前に母と大喧嘩をしそれ以来音信不通になっていたが、自分が母に暴力ではない虐待を受けていた事に気づき行き場のない負の感情が爆発していたからだ。

先生の治療はとにかく苦しくて悲しくて辛かった。 何故なら心と体の中に封印してきた過去の自分や過去の体験と向かい合わなければならなかったからだ。

先生が何度も何度も繰り返し私の記憶の中に問いかけてくる。 「その時どんな気落ちでしたか?」 「どんなふうに本当はしたかったですか?」 「その時何が一番辛かったですか?」 私は過去の自分に向き合ってその時の気持ちになって一つ、一つ答えて言った。 先生の問いかけに答えているうちに、私が自分自身のことがわかってきた。

親から愛されず、自分の気持ちや意思はいつも無視され、ずっと誰かの悪口を聞かされ、ずっと誰かの顔色を窺って生きてきた私。 自分で自分を褒めてあげることができない自己肯定感の低い人間だった。

私は自分で自分を褒めてあげられない代わりに、人に褒めてもらうことを求めて生きてきた。 いつも人の行動や言動を気にして、私が批判されないように、私が必要とされると感じるように行動して生きてきた。

なんて疲れる生き方をしてきたんだろう…

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