『先生との出会い』 続き

次男が中2の夏絞り出すように私に言った。 「死にたい」と。

私は彼のその言葉に虐めを受けているとわかった時とは比べ物にならないくらいの衝撃を受けた。 また私は先生の治療を受けた。

次男の苦しみの元に私がいた。 私は彼の優しい心に頼りきっていた。 そして彼に行き場のない私の心を一方的に押し付けていたのだ。 「あ〜 私のせいなんだ」 と感じたあの時、母をテーマに治療を受けている時よりずっと、ずっと深くて苦しくて申し訳なくて体の奥底から涙が出た。

その後も先生の治療を受けた。 次第に自分が受けてきたことから自分がしたことへとテーマが変わっていった。 そう、長男と長女への虐待について。

いつもと同じようにその時の気持ちや状況が再現されてくるので辛い。しかしどんなに反省してもどんなに後悔しても私が2人にしたことは消えないし傷つけた事実も変わらない。

先生が「その時の私はそうしないと生きていけなくて、それを子供達が受け止めてくれてて、忘れてはいけないけど前向きにならないといけない」とおしゃった。

そして私の心からの「ごめんなさい」と、頑張りすぎている2人に「もう頑張らなくて良いんだよ」の言葉をしっかり伝えてあげてくださいと言われた。

長男に「ごめんね」と言ったら、「お前本当に酷かったからな!」と言われた。 私が繰り返し「本当にごめんね」というと、「謝る必要もないし謝らなくていいと」私に言った。

長女に対しては私の反省の気持ちが足りないのか、今でもしょっちゅうひどい母だと責められる。

これで私のやったことが消し去れるわけではないし、いつまでもいつまでも私の中には言いようのない胸のつかえが残っているが、先生の言うように気にしてばかりいても何も始まらないのでとにかく自分のできる範囲で行動しようと思った。

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