『結婚、子育て』

29歳の時に旦那と付き合い始めて31歳で結婚した。 私は彼を愛しているのか全くわからなかったけど、一緒にいると安心できたし楽しかった。でも何よりもう1人になりたくなかった。

長男が生まれた。綺麗な赤ちゃんだったけど愛しているかもよくわからずに毎日を過ごしていた。笑ったり、私の問いかけに答えてくれるようになる頃はかわいいな〜って思うようになった。

長女が生まれた。長男とは年子だった。

この頃から旦那が仕事と自分のやりたい事のために家にいないことが多くなり、さらに仕事によるストレスのイライラを私にぶつけるようになり、頻繁に暴言を言うようになった。  私は彼に暴言を言われたり、物事が上手くいかなかったり、とにかく良い結果が出ないことに全てに関して『私のせいだ』と感じるようになった。 だから、もっと頑張らなくちゃ、もっと一生懸命にやらなくちゃ、もっとちゃんとしなくちゃ、と思った。

そんな気持ちのまま1人で誰にも頼れずに2人の赤ちゃんの世話をするようになった。 と、同時に私の体調が悪くなり激しい不定愁訴に悩まされるようになった。 私は2人の赤ちゃんの子育てを必死にしながら、自分の体調の悪さに耐えられずにいつもイライラするようになっていた。

そして2人を殴ったり蹴ったりした。 虐待した。

旦那には捨てられたくなかったから助けってて言えなかった。

母には私の方が良い母だと思わせたくていつも虚勢を張っていた。

結局私は両親が私にしていたように、自分の子供達にも私の様子を窺わせる子にしてしまった。

3人目の子供を妊娠したが流産してしまった。流産したことがとても辛くて虚しかったが、それより何より旦那の態度と言葉に本当に傷ついた。

心も体もボロボロだった。

それでも誰にも助けてって言えないまま次男を妊娠した。人を愛する気持ちも、大切に思いやる気持ちも相変わらずわからないままだったが、今お腹の中にいる赤ちゃんは可愛いと心から思って育てようと心に決めた。

妊娠して私の体調はさらに悪化した。2人の子供達に毎日、毎日イライラをぶつけていた。

次男が生まれた。なぜだろうか? 不思議に可愛かった。 生まれて初めて感じた気持ちだった。

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