『記憶』続き

小学校高学年になる頃私は人と自分との距離とか、他人を思いやる気持ちがよく分からなかった。 だから周りをよくしらけさせていた。

中学生になる頃父が飲むお酒の量が増えたせいなのか理由は訳わからないが、父が母に頻繁に暴力を振るうようになり挙句家から追い出すようになった。

当時の私は父と母が離婚して家に父しか残らないことは恐怖でしかなかった。そのくらい父が怖かった。 だから、何度も喧嘩を停めに入ったり母と一緒に家を出たこともあった。

高校生になると母に何度も言った。 「父と別れて妹と私と三人で暮らそう!」と。

母の答えはいつも同じ「お母さんはなんの資格もないからあなた達2人を学校に通わせて、ご飯を食べさせてあげることが出来ない、だから家を出ることは出来ない」と。

だから私はなんとしても1人で生きていくのに困らないように資格を取ろうと思った。

そしてある資格を取って就職した。

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