今夕方6時

夕日が沈むのを見て部屋に帰ってきた。 今日はあちこち行かずにホテルの前のビーチで時間を過ごした。 

午前中は空にどっぷりと雲がかかっていたが、ボーッとしているうちにどんどん青い空が見えてきた。 刻一刻と変わる空を眺めていて、状況がどんどん良くなったり悪くなったりするのは、自然も生きることも同じだ〜 なんて思ってしまった。 

今年私が体験した色々なこと、この先受け止めなければならない現実、その全てが悪いことばかりではなかった。 こうして南の島に一人で来させてもらう体験も病気をしなかったら思いつきもしなかったことだ。

私が入院する前の晩、子供たちが大きくなって以来本当に久しぶりに家族全員が揃いくだらないお喋りをしてみんなで笑った事、長男が「カーチャン、死ぬなよ! 生きて帰ってこいよ!」 と彼なりの言葉で励ましてくれた事。 長女は持病が再発してしまったけど、しっかり自分の人生を見つめて生きている事、次男がようやく彼が本当にやりたいことを見つけたこと。

そして『乳がんなら全摘一択です』 と医師に告げられて帰宅するときに旦那が「俺が一緒についているから大丈夫だよ。」と言ってくれたこと。

悪いことばかりに気持ちも頭も行きがちだけど、沢山沢山心がほっこりすることがあった。悲しくて、辛くて嬉しくて何度も何度もポロポロと涙が出た。 

私の長い? 短い? 一人での時間がもう少しで終わる。 お天気にあまり恵まれなかったのも、ゆっくりとした時間を過ごすためだったと思っている。 

そして今夜は星を見にいく。 夕方空に雲がかかっていなかったから綺麗に見えるはず^^

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