28日

朝9時になるのを待って乳腺の病院に電話をした。 『お一人で聴きに来ていただいても大丈夫です』 と看護師が言った。 去年検診のマンモで構築の異常が見つかってからずっと自分が乳がんかもしれない、また手術しなくちゃいけない、乳がんは抗がん剤や放射線治療もやらなくちゃいけない、そんな不安と恐怖が私の頭と心からいなくなる事はなかった。

そんな私に対する看護師のこの言葉は、あまりにも無神経に感じた。 そして行き場のない憤りを強く感じた。

29日いつも通りに仕事に行った。 そうして1日を過ごした。

30日、台風が来ている中病院へ行った。 名前を呼ばれて診察室に入ると先生の検査が遅れたことのお詫びの言葉の後、検査結果の説明が始まった。 私の目に入ったのは『悪性の所見に乏しく』と書かれた文章。 つまり一人できても大丈夫=ガンではない と言うことだった。 病名もなく、授乳もしていないのにおっぱいを作っているとの診断だった。しかし全部の部分をとってきている訳ではないから、今回とっていない部分の石灰化に関してはわからない、でもそれを言い出したらキリがないといわれた。 
安心して嬉しくて心から喜んでも良いはずなのに、また気が抜けない状態に戻った気分になった。 

そして今日旦那が言った。 「石灰化があるんだから、心配だったらもう取るしかないだろ!!!!」 「閉経していないから子宮も乳腺もこうなるんだ」 
なんて無神経なんだろう。 閉経しない私がいけない とまた傷つけられた。 

長男には無能と言われ、長女には睨みつけられ、次男には呆れられている。

毎日毎日、病気を恐れて心配して、それでも今の瞬間を心から楽しんで生きよう と思っているけど、誰かのお荷物でしかない私はなんなんだろう?

仕事も今のような事はこれ以上はできないし、やればやるだけまた自分が壊れていく。 じや、私が出来ることってなんなんだろう?

掃除して、洗濯して、ご飯作って、誰かの送り迎えをして、これ以上私が必要なことってあるんだろうか?

今日は自分で自分を励ましたり慰めてあげたりすることが出来ない。

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