ようやく

日差しが差し海の色が綺麗に変わり始めた。 ホテルの部屋にいても波の音が聞こえて、海風を感じることが出来てとても気持ちが良い。 先ほどまで近所に散歩に行っていた。 車は早く目的地につけて便利だが、歩きだといつも見逃しているちょっとしたところに、ヒョイッと立ち止まることが出来て新しい発見があって楽しい。

午後はお天気が良いと海がとても綺麗に見えるところへ行った。 ここは本当に綺麗! 大好きな場所。 そして夕日の写真を撮りに車を走らせる。 なんとか時間は間に合ったが、太陽が雲に隠れてしまった。 それでもとても素敵な夕焼け。

私の南の島での時間も残り後四日となった。 こんな素敵なところにいても病気のことはずっと頭に引っかかっている。 何度も何度も考えて考えて、いつも戻る場所。 それは今の瞬間を大切に感じて生きる! 

『私』 「そして病気の記録」続き

大腸がんがひと段落ついたので、婦人科と乳がんの検診を受けた。 婦人科検診で子宮内膜ポリープが見つかり詳しい検査をしたが結果は陰性だった。 医師から結果を聞いた時本当にほっとした。 しかしこの先に続きがあった。 乳がんの検診に引っかかったのだ。 マンモで『構築の乱れ』 カテゴリー3 だった。

また総合病院に行った。 3Dマンモを受けたがやはり構築の乱れがあり、追加で乳腺のMRIとエコーの検査をを受けた。

結果、MRIにとっても嫌な感じの影が写っていた。 医師から「癌なら乳房全摘一択です」と告げられた。 今がんの告知は本当にサラリと告げられる。 

そして私は今南の島にいる。 本当は病気から解放されて晴々とした気持ちで訪れるつもりだったが、結局病気の疑いを抱えたまま来ることになった。 本当に癌だったら、この先1年以上の長い闘病生活を送ることを見越して、元気で自分でなんでもできるうちに、この場所に来て一人の時間を過ごして心を空っぽにしたいと思ったからだ。

大腸の時とと同じように、乳腺炎をしたことがあるから何か写っていても仕方がないと思っていたし、病院に行って病気と言われるのがただただ怖っかた。 

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